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つつがなく日常

  • 執筆者の写真: 木勢
    木勢
  • 2023年11月17日
  • 読了時間: 4分

お久しぶりです。

雑談という名目で今回、ブログを書くことになったきせです。

久しぶりと言っても半年経つか経たないかくらいの日数ではありますが、この絶妙な期間会わなかった知り合いに対する挨拶って微妙になりがちですよね。

開き直って久しぶりと言ってしまえば解決なのですが、本当に久しぶりなのか自分の中で一度脳内会議を開いてレスが遅くなる会話能力の低さが浮き彫りなりそうです。


さて、晴れて劇団員入りを果たした私ですが前回のブログでは自分ではない役者の紹介をたのみでブログについては殆ど触れていません。多分。


今回は特に話せと言われている内容もないので、つらつらと空白を埋めていければと思います。


せっかく劇団員になったという事なので、演劇について触れましょうか。


趣味や好きな事のきっかけって思い出せたりしますか?

この類の質問は演劇をやる上で聞かれたり、聞いたりすることも多いのですが、私は回答用の答えだけを取り敢えず用意してはいますが、劇的に魅入られた瞬間というのは演劇においてはなかったように思います。

舞台を見に行って憧れるわけでもなく、知り合いに演劇をしている人間がいるわけでもなく、身内に演劇好きがいるわけでもなく。

ただ、コンテンツとしてあるものでした。

人と同じくらいか少し多めに摂取しているコンテンツ。


演劇をやる側になってからは、よりどっぷりとその界隈にハマるわけですが、その中でも取り分け好んで見ていた演劇集団があります。

集団といっても5人組のグループ。

彼らのエンタメ性強めな作品はどれも楽しく面白く、まだ演劇を露も知らない私を沼に引きずり落とすには十分に強烈なものでした。

私の高校の頃の夢は、彼らのように演劇をやることでした。

しかし演劇をやり続けていくうちに、彼らのようになるのは無理だとわかってしまうのです。

学生で1000人以上のお客さんを集める彼らはエグすぎます。

無理だとわかっても、演劇はやり続けるわけですから未練があるのか、はたまた別の強い目的があるのか諦めの悪いことだと思います。


若干堅苦しい文章になっているので、もっと演劇のふわふわした部分を話してみましょうか。

2.5次元ミュージカルというものが、演劇ジャンルの中で一つありますが、そこを見て気づいたことがあります。

推しを作るとエグい。

いや私は別に推しとか作る人間ではないですが、知人がもう烈火の如く貢ぎ込んでいく様相を見ていると怖いです。

正直羨ましさはあります。

頭がおかしくなるほど狂える推しって欲しいですよね。

もちろん、2.5次元や推しが出来やすい舞台を見たからといって狂うわけではありませんから色んな人に見てみて欲しいです。

頭がおかしくなるほどの狂える推しがいる人は、推し燃ゆでも読んでほしいですね。


2.5次元を初めて見たのは友人の家で、タイミングは忘れてしまいましたが流し見する体で家主がプレイヤーを操作しました。

最初は斜に構えて見ていた私ですが、冒頭から引き込まれていき、二時間以上ある映像を苦なく見れた感動と物語の面白さに対する感動が私のそのコンテンツへのハードルを大きく下げたことです。


見せてくれた友人には大きく感謝しています。

それを再生し始める時間に関しては、見たら余裕で日を跨ぐくらいの時間だったことを今思い出してみると、少し許してくれという当時の気持ちも蘇ります。

コロナ禍で演劇は大きく停滞していたと思います。

コロナが五類に下げられてしばらく経ちますが、未だその影響は分かりづらく残っているように思えます。


穴蔵のような閉鎖的な環境で行われる作品提示は小劇場特有のものですが、それも災害的な要因で呆気なくなくなってしまうかもしれないと考えると、頼りない文化の上に立ってしまった気もします。

致命的な災害であったコロナが引いた今、小劇場が一見変わらずに動いているのを見ると、またまだ演劇を志している人が絶えずに見えては隠れを繰り返しているのかと思うと、人の演劇に対する夢が潰えるまでは演劇というコンテンツを縦横無尽に楽しめそうで嬉しいです。


周りにも演劇に触れている知人が増えている、自比ではありますがそんな気がします。

上出来かどうかではなく、それに触れてくれている知人がいるだけでも心強いわけですから。


ダラダラと金曜ロードショウを見ながら余白を埋めてきましたが、そろそろ寝る時間なのでここら辺で筆を置こうかと思います。


週末もダラダラと過ごしたいところですが、演劇というコンテンツはそれを許してくれそうにはありません。

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