週末終わらないで

お久しぶりです、南照役/日向芽衣です。

まず、たくさんのご来場ありがとうございました。

練習中も箱入り期間も、どんなふうにお客さんが入るのか全くイメージが浮かばず、たくさんのお客さんが入った公演はとても新鮮でした！

何より、私の劇を見たことない友人が演劇に対して面白いという感覚を持ってくれたことが何よりも嬉しくて、また誘ってね、ありがたい言葉をいただいたときは小躍りしちゃいました。

役をもらうと頭の中が役でいっぱいになりませんか？台本をもらって読んでから、頭の中で簡単にキャラ化された役でアニメのようにシーンが切り取られて出てくるんです。南は、強くて、少し気弱で、ネガティブ。嫌なことや、壁にぶち当たるとついつい頭を触ってしまう。でも人を思う気持ちは人一倍だと思いました。そんな、南の魅力が伝われば幸いです。

ふとした瞬間、何気ない仕草をした時に、あれ、これ南だったら...と思う時が多々あります。ちょっとしたイントネーションや話し方、グラスの置き方や姿勢まで。

時々、ウネウネ変な動きをしている人がいたら、それは私かもしれないです。しっくりくるまでついついやっちゃうんですよね。セリフもお風呂場でずっとモゴモゴ話してます。

こんな日常も、過去になってしまったんですね。

役者のお誘いから公演まで、長かったような、早かったような、とにかく濃い週末を過ごさせていただきました。

きっと当たり前の喜びではないんだろうなと、終わってから改めて気づかされました。なんだかホッとしたような、寂しいような、青春（個人差があります。）の日々でした。

南という役をやらせていただき、とても充実した週末を過ごせました。皆様の心に南が残っていただければ幸いです。

また、いつかの週末でお会いしたいですね。